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再び阿修羅像
2016年02月16日

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再び阿修羅像

再び「阿修羅像」を制作したのは、造形作家の木下隆志です。

全長40センチほどの阿修羅像を視た時、思わず引き寄せられるような感動と、そして暫くして海洋堂館長であることに誇りを持ちました。

阿修羅像には、木下君の心と手の技が合致して完成した作品です。

「興福寺創建1300年記念国宝阿修羅像展の公式アイテム」で、木下君は、小さな阿修羅像づくりを担当しました。その阿修羅像では、ベストセラーを記録して世間をあっと驚かせました。

これまで数限りなくフィギュアを制作して参った海洋堂の造形師たちは、ぞれぞれが究めつつある技で、日本の新しい文化の一角を担ってきたのです。

新しい分野だけに、師なり目標になる形はなく、自己流、つまり独りで探求したきた手技であります。

最近のデジタル化で、心と愛などの欠落が報じられています。造型師たちが、それぞれの特異性を発揮できるのは、モノに対する思い入れであり、究道心といえるでしょう。

先般ワンフェス会場に展示してあった「阿修羅像」に両手を合わせている外人夫婦がいたそうです。外人さんたちを合掌させたのは、フィギュアの内包している力ではないでしょうか?

「阿修羅像」を視ていますと、これまで辿ってきた道を振り返り、これでよかったのだ!と心が慓えていました。

フィギュア作品が、広く世間から認められて、評価されるようになったのだ!という手応えを感じました。

それぞれの原型師たちが、それぞれの得意分野で、新しい文化を創ってくれたものよ。という歓びを味わいました。

皆さんも海洋堂にお越しの際に、「阿修羅像」を視てやって下さい。きっと何かを感じて頂けます。


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