館長室

海洋堂シマントミュージアムビレッジ

日々日

館長

◎カツオ漁の不振
2017年02月17日

20170215153906097_0001 20170215153906097_0002 20170215153906097_0003

6561af917fabcc69ed57216b9fe47de51

先日の高知新聞の一面記事として、カツオ漁の不振が掲載されていました。

カツオ漁の不振は、これまでも報道されてはいましたが、沿岸の曳き縄まで不振とは大変な状況です。

カツオは春先から黒潮と共に北上するのですが、最近はそのカツオの群れが小さくなりつつあるようです。

わたしも終戦後のある時期、カツオの一本釣り漁師をして、黒潮の狩人をしていましたので、カツオ漁の不振をああそうか?と聞き流す訳には参りません。

わたしが一本釣り漁師をしていた頃は、黒潮の海に出ればカツオの群れに出会いました。大袈裟なようですが、水平線の向こうまで、海いっぱいの大群も珍しくありませんでした。

何十年もまえから、カツオの群れを一網打尽にして獲りつくす捲網船団が漁場を荒して物議をかもしていました。

それもまだ日本の捲網船団だけでは、余り問題にはならなかったのですが、それら捲網船が古くなれば、台湾や東アジアの業者に売り渡します。

するとそれらの捲網船が、南の海で若いカツオを獲ってしまうのです。そこで黒潮にのって北上していたカツオの群れが激減してしまうという現象が起っているのです。

カツオだけではなく、マグロなども少なくなり世界的な問題になっています。よくよく考えれば、その元凶はすべて日本にあると申しても過言ではないでしょう。資源が少なくなって騒いでも、それは取り返しのきかない状況といえるでしょう。

カツオを県魚にまでしている高知県であれば、今更慌ててみても……そこで資源を回復するために、何をしなければならないか?を考えるべきです。

政府や国に話しかけ、南の海で獲ることを制限しなければ、カツオ資源の枯渇するのは時間の問題でしょう。

土佐のタタキが食べられなくなる日が、目の前にきているのです。どう思われますか?


  • カテゴリー

  • 最近の投稿

  • 過去の投稿