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◎95歳へ!
2017年04月20日

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10年ほどまえ、「95歳へ!」という渡部昇一さんのご本を求めていました。

渡部さんが、77歳の時に出版されていました。渡部さんは「知的生活の方法」などのベストセラーを出されている評論家としても知られています。

その本の帯には「何事かをなす時間は、まだたっぷり残されているのです。60歳からの35年を設計する、中高年のための実践的幸福論」とあり、裏表紙の帯には次のようにあります。

「私は今年で77歳です。これまで幸いにして自分が理想と考えていた道を歩み、かくありたいと願っていた生活をしています。そして、今後は95歳ぐらいまでの20年間は、現在と同じような楽しい生活、活動を続け、さしたる精神修養もせずに静かにしたいと思っています。そのためにどうしたらよいか。ボケずに健康で95歳を迎えるには――この10年ほどの間、私は何人ものかくしゃくたる高齢者と対談し、教えて頂いたノウハウを自分なりに咀しゃくしてきました。この本にまとめたのはそのエッセンスです。この本が、長い晩年を設計する一つのヒントになることを祈っています」とあります。

また本のあとがきには「95歳まで生きれば、たいていの人は苦しまずに死ぬ。生への執着、未練もなくなるし、死への恐怖もなくなる。正に聖人、高僧の心境で、そうなればお経もバイブルもコーランも不要になります」とつづきます。

渡部さんは、1926年生まれですから、わたしより二歳年下であります。自ら予測された「95歳までは生きられなかったものの」86歳で亡くなられたのは立派であります。

わたしはこれまで自由奔放に生きて参りましただけに、自らを型に入れたり、こうしなければ…などという考えで束縛する気持ちはありません。しかし、89歳になりますと、「95歳へ」という渡部さんの10年まえに出版された思いは理解できます。

「95歳まで生きれば、たいていの人は苦しまずに死ぬ」ということは本当のように思われます。わたしとしましては、来年90歳なので、すべてのことは90歳になった時点で考えようと思っています。

わたしも89歳ですから、いつあの世へ旅立つかは保証の限りではありません。それでも毎日精いっぱい生き抜けたら、ええやろなどと気楽に考えています。

今月はハワイへも行って参りました。90歳までは何とか、生きられそうな気配です。90歳になったら、いろいろとご報告しましょう。

渡部昇一さんのご冥福をお祈りしながら…。


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