館長室

海洋堂シマントミュージアムビレッジ

日々日

館長

◎足が踏み出せなくなった。
2017年05月15日

170515_1

170515_2

6561af917fabcc69ed57216b9fe47de51

若い頃は、ものごとを考えてから足を踏み出すのではなく、頭で考えるより先に走り出し走りながら考える!というすっとん狂な性格でした。

それが歳を取るに従い、あれこれ考えることは沢山あるのですが、足の踏み出しが鈍くなりつつあります。つまり行動力がなくなっているのです。

好奇心と行動力はセットになっていたというか、好奇心の前に行動力があるとばかり思っていたのでしょう。そうなると、すべてのものごとがうまく運ばなくなります。

それを歳のせいにしてしまうのは簡単ですが、それでは余りにも哀れであります。それで、やろう!やらなくちゃ!と考えることがたまり、消化不良の状態になるようです。

それでも夢を描き、その夢を実現するためには、ひたすら走りつづけなくてはならないのに、足が動かなくなっています。

むかしは無我夢中で走り出し、壁にどんと突き当り、「あいた!」と額を押さえた瞬間に、火花のようにアイデアが生れたような経験もありました。

そのように若い頃の脳細胞は、痛さにまで反応して、常に覚醒していたように思います。

「とび馬に茶を食わしたようなオトコや!」とむら人から笑われたこともありました。神楽で走る馬に茶を食わせると、無茶苦茶突っ走る様を言うのです。

そのようにものごとを考えてから、足を踏み出すのではなく、走りながら考える!を自慢にしていたわたしが、いくらアイデアがあっても、それを実行できずにいるのですから頭を抱えています。

そのような時に、オレも歳を取ったものよ?ということを実感するのです。それでも、今、取り掛っている「かっぱの砦」だけは、これから次々に増やして、カッパランドにしよう!と企んでいます。

しかし、行動力がなくなっていては、その夢も萎んでしまうのでは?と懸念する声もありますが、かっぱの砦の中には、行動力ある若い人たちが、がんばってくれているのです。

年寄りのわたしに行動力がなくなれば、その体を踏んづけて進めばよいでしょう。夢を実現するためには、館長であることなどクソ食らえ!であります。

誰もやっていないだけに、突っ走る意義はあるのです。


  • カテゴリー

  • 最近の投稿

  • 過去の投稿