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海洋堂シマントミュージアムビレッジ

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館長

◎時代を振り返る
2017年05月18日

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この歳になると、ふとした時、これまでの人生を振り返ったりするようになります。

生きたいように、やりたいように生きてきたのだから、「人生に悔いなし」と胸を張っていても、時々は未練たらしく、これからどれほど生きられるのだろうか?と考えたりするのだから困ったものです。

それでも30歳になるまでは、「寅さん」よろしく、破天荒な生き様をしてきたのだから、今更なにを振り返るんや?と独り苦笑します。

89歳になって、眼鏡なしで読書や、新聞が読めれば、文句のつけようはないでしょう。気が向けば書店へゆき、好みの本探しができるのは、ありがたいように思えます。

老化現象でよたよたしながらも、むかし描いた夢を若いスタッフに助けられながら、少しずつ実現できるのも幸せであります。

若い時代、突進する道は壁だらけで、その壁にはね返ったり、突破したりしているうちに、あっという間の89歳です。

昭和の初めに生まれ、昭和の時代を生きれたのは今から振り返れば、これほど愉快なことはありません。今の子供や若者たちには、喜怒哀楽すらないように思われます。大声で叫ぶ自由すらないのでは・・・と考えたりします。

スマホの時代は、あそび盛りの子供たちにとって、受難の時ではないでしょうか?一日中スマホを手にして、スマホばかり気にしているようでは、あそびすらできないでしょう。

好奇心や、行動力のない子供たちの将来を憂うのは、年寄りだけかも知れません。子供も大人も、スマホがなければ生きていけない時代なのです。

時代は大きく変わりつつあります。「時代を振り返って・・・」などと申しても、それは年寄りの虚勢にしかすぎないでしょう。

昭和の時代は、遥か水平線の彼方に沈んだようなものです。

時代はおもろかった?楽しかった?と言っても受けとめてくれる形はどこにもないのも寂しいものです。


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