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世の中ザマアミロ
2017年05月19日

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世の中ザマアミロ

「世の中ザマアミロ」は、「四万十川カッパ造形大賞」の第一回の応募作品のNO1の、井原裕二さんの作品タイトルです。

わたしは今「四万十・かっぱの砦」という物語を創っています。これまでかっぱ館や2号館そして茅葺き古民家を移築して、かっぱの砦となりました。それらの基本となったのは、「四万十川カッパ造形大賞」の応募作品1700体余りの応募作品です。

それらのかっぱ作品は、全国から届けられました。そのすべての作品づくりの思いや、ご苦労を受け止めなくては、本当の物語は創れないと考え、データ化された応募用紙をその思いを受け止めるため、一枚一枚読み込んでいます。

審査会場で展示した時や、ワンフェス会場に演出した時などの風景を想い出しながら、作品のイメージを追ったりしていますとなかなか先へ進めません。

すべての応募作品を読み終わるには、かなりの時間が掛かりそうですが、それぞれの思いを受け止めながら、一枚一枚すすめています。

それでも1700体余りという数は、もの凄い量であります。

それでも主催者のわたしに届けて下さったのですから、これから何日掛かろうとも、脳細胞の中に入れておかねば申し訳ないでしょう。

今年茅葺き古民家を移築し「かっぱの砦」にできたのも応募者の皆さんのお陰なのです。それぞれの思いを気持ちを受け止めなくては、物語ははじまらないのです。

トップバッターの「ザマアミロ」の作者の井原さんは、当時52歳でした。宇都宮市の会社員の方ですが、作品紹介欄に次のようなコメントがあります。

「人間共がやれ経済破綻だ、自然破壊だと慌てふためいても、かっぱの親分は「世の中ザマアミロ」とせせら笑い葉巻を吹かす」といった構図です。

チョット悪っぽさを出したかったので、細部に拘らず子供の落書きっぽく作りました。材料のふわふわ紙粘土は、硬化しても柔らかいはずなのに、やわらかくなりませんでした。というように世間を河童で風刺しているのです。」

井原さんのように、応募作品にはそれぞれの制作意図はあったりするので、次々に興味がわいてきます。

読みすすめるうちに感じるのは、応募者の皆さんが真面目で、やさしい心の持主ばかりです。読みすすめるわたしの心が浄化されるように思いました。
世の中ザマアミロ


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