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◎映画「七人の侍」
2018年04月13日

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今年に入って「黒澤明DVDコレクション」を届けて頂いています。

「羅生門」で6作目になるけれど、黒澤明監督は、大正から昭和を生きた俳優と申しますか、個性的な日本人を映画に登場させました。

特にわたしは、その俳優群の中でも「七人の侍」に出演された人々はすばらしいと思っています。今ならどのように探しても、探し出せない日本人ではないでしょうか?

すべての日本人の質が小粒となり、俳優も個性的な方はいなくなったようです。わたしのようなむかし人間にとって、寂しい時代となりました。

毎日のようにテレビで、ぺこぺこ頭を下げる、つまり恥ずかしいことを知らない、つまり厚顔無恥な人間ばかりになりました。

国会のやり取りを見ていても、ウソを平気でつくというよりは、ウソをウソで上塗りするという茶番を繰り返しています。

1954年「七人の侍」が公開された頃は、まだまだ「ウソは許さん!」というような男も大勢いたようです。「七人の侍」に出演された俳優たちには、その気概がありました。またその気概がなければ、黒澤監督は使わなかったでしょう。

次に「七人の侍」に出演した俳優を列記いたします。

三船敏郎、志村喬、津島恵子
島崎幸子、藤原釜足、加藤大介
木村功、千秋実、宮口精二
小杉義男、左卜全、稲葉嘉男
高堂国典、東野英次郎、上田吉次郎、多々良純
渡辺篤、小川虎之助、山形勲

以上19名が名を連ねています。名前を刻むだけでも、その風貌が浮んで参ります。

左卜全さん、東野英次郎さん、多々良純さんそれぞれなつかしく想い出されます。黒澤監督の選んだ俳優の個性的な演技のすばらしさは、そのまま蘇えるのです。

むかしは黒澤さんをはじめ、三船敏郎、志村喬といったサムライがいて、凄い映画が創られたのでしょう。


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