館長室

海洋堂シマントミュージアムビレッジ

日々日

館長

◎四万十川カッパ造形大賞
2019年02月12日

190212_1

190212_2

190212_3

6561af917fabcc69ed57216b9fe47de51

毎度、ブログの右上に貼ってある小さな河童作品は、「四万十川カッパ造形大賞」の応募作品であります。

只今掲載している写真は、第一回の最優秀作品です、『「イ~!カプッ・グエ」酔いどれ河童の受難』という長い題名がついています。作者は次のように制作理由を述べています。

「制作まえにイメージしたのが「河童→裸の王様→酒好き→意地悪→ガマ蛙→キュウリ」それらを組み合わせてスケッチをお越し、クレイモデルで形にしていきました。スッポンに噛まれ普段は見られない血管と筋肉が紅潮する表現に苦心しました。制作日数は、資料集めも含めて3ヶ月です。」

造形大賞は初めての試みだけに、大変悩まれたように思います。審査員の諸先生も、審査するのには大変だったようで、審査委員長の牧野圭一先生は、次のようなコメントを寄せられました。

「圧倒的な存在感。腰のデフォルメや河童の表情、ガマとスッポンのこだわりの表情など、様々な理由を挙げることはできるが、それら全体のバランスから醸し出す雰囲気であり、迫力である結果、作者の頭にある物語が、一体のカッパ像からしっかり伝わってくる」

第一回四万十川カッパ造形大賞には、400体ちかい作品が届きました。初めの審査は滋賀県の長浜の龍遊館で行い、つづいて千葉の幕張メッセの会場に運び込み、5万人の入場者に観て頂きました。

今年になって初めて、ブログに貼って、より多くの人々にカッパ作品を見てもらうことを思い立ちました。これからは今回のように、入選作も順次紹介していこうと考えています。一回目から四回目まで、1700体のカッパ作品を提示できたらと意欲的です。

作品の中には掌サイズから、3メートルの大作まで大きさはまばらですが、小さな写真の中からご想像頂ければ幸いです。

かっぱの砦でも、すべてのカッパ作品を展示演出することはできませんが、時々展示を変えていますので、ぜひ四万十にお越し頂けるようお待ちしています。

カッパ作品は全国の人々が制作された貴重な作品だけに、3号館、4号館と増やして、ゆったり展示演出しようとスタッフ共々話し合っています。

河童は、日本的で日本人に馴染みのある妖怪で、しかも妖怪と思えない親しみがあります。これからも、四万十のかっぱの砦をよろしくお願いします。


  • カテゴリー

  • 最近の投稿

  • 過去の投稿