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海洋堂シマントミュージアムビレッジ

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◎四万十かっぱの砦
2019年03月14日

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三ヶ月ぶりに訪れたかっぱの砦は、もう何年も見ていないような錯覚に陥ります。

かっぱの砦は、かっぱ館、2号館、萱葺き古民家、かっぱ神社の総称であります。

そのかっぱの砦を、春の小雨の降る夕暮れ、馬之助橋の袂に佇み、かっぱの砦を見上げます。そして、これをよくぞつくったものよ!という感慨がこみ上げてきます。

かっぱの砦が、何ともいえないような雰囲気と申しますか、格調ある姿を見せているのです。苔むしている様は、すでに何十年も経っているような風格さえあります。

そうだ、この写真を撮っておかねばと、スマホで撮りましても、思うように表現できません。小雨にぬれながら、よいアングルを求めて、右へ左へ移動しながら撮りつづけます。

創った本人が申せば、自画自賛的になるでしょうが、この四万十の大自然の中に佇む姿は見事であります。

このようなかっぱの砦を企んで、つまり計画的に造ったのではなく、自然の成り行きに任せてきたものが、いつしか融合してできたようにすら思われます。

馬之助橋の下を打井川が流れ、その先で馬之助川と合流して、六キロ先の四万十川に合流するのです。

朝、かっぱの砦は、霧に覆われていますが、日の出と共に下流から追われるように霧が晴れ、かっぱの砦が全貌を現します。その晴の朝霧の動きは見事で、自然のたくみな演出には惚れぼれします。

スマホでも、それなりの写真は撮れますが、この春雨の降る雨情は、しっかりした写真家に撮って欲しいものと考えます。

傘をさし、暫くかっぱの砦を眺めてから、萱葺き古民家への坂道をのぼり、囲炉裏の前に腰をおろします。薪をくべていてくれているので、わたしは薪を次々にくべていきます。

これまでわたしは、思いつくままモノをつくって参りました。そして考えますと、わたしの最高ケッ作といえるものは?と問われたら、「このかっぱの砦であります」と応えるでしょう。

四万十に参りましたら、どうかかっぱの砦にお運び下さい。そして下から、また上から、離れた位置からいろいろ撮ってやって頂ければ・・・と念じています。


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