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海洋堂シマントミュージアムビレッジ

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◎狐の嫁入り
2019年04月10日

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むかし、テレビなどのない時代には、雲の流れや、風向きなどで気象条件を予知したりしていた。

お日様が照っているのに雨が降れば、それはキツネの嫁入りといって騒いだりしました。

先日、葛飾北斎のクローズアップの大型本を見ていますと、キツネたちが侍の装束で行列をつくり歩いていました。

子供の頃、珍しくお天気の最中に雨が降ると、誰言うとなく「キツネの行列や!」と騒いだことを想い出しました。

最近の子供たちには、空を見るという習慣などはなく、勿論観察力もなさそうです。むかしの子供たちは、そのような自然現象すら、いろいろな表現をしていました。

わたしなども、漁師の老人たちのように、沖の風の吹き様でミナミ風が吹くので明日は雨や?などと気象予報士のように、天気占いなどをしていました。

大人の漁師は、気象状況が生活につながります。港の荷揚場などに集っては、明日の気象を話し合っていました。その姿は当然子供たちも真似して、いっぱしの予想士になっていたのです。

お天気そのものが、生活の中に浸透していた時代の産物だったように思います。よき時代ではありました。


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