館長室

海洋堂シマントミュージアムビレッジ

日々日

館長

◎手塚治虫を想う
2019年04月19日

190419

6561af917fabcc69ed57216b9fe47de51

1986年に亡くなられた手塚治虫のことが、ふと想い出され感慨にふける。

手塚さんとは、同じ1928年生まれというだけの縁ではあるけれど、同じ年に生まれたという面白さが、彼との親しみを持たせてくれていました。

一世を風靡したすてきなマンガ家で、世界中をあっと言わせた珍しい方であります。わたしと同じ年生まれということで、いろいろな恩恵を受けたものです。

ジャングル大帝、鉄腕アトムなど次々にヒットをとばして、長編アニメなどを発表して参りました。当時何より羨ましかったのは、ニューヨークで、ウォルト・ディズニーさんに会ってこられたことでした。

そのように手塚さんの経歴は華々しいもので、同じ年生まれのわたしとしては、それでも心から自慢できる方でありました。

自らの非才を棚に上げて、手塚さんはすばらしいなどと自慢するわたしなどを気にしない彼も、1983年60歳の若さで亡くなられました。

鉄腕アトムを創った1963年、当時人間の言葉を理解するロボットの登場は新鮮でした。そしてAIの時代になって、新しいロボットの登場です。

50年、100年を見据えた発想が、その当時すでに生まれていたのですから、その栄光の軌跡には頭が下がります。同じ年生まれなんや!と胸張っていたわたしも、すっかり老いぼれてしまい、これは!というものを残せずに、寂漠としたモノだけが全身に残っているのです。


  • カテゴリー

  • 最近の投稿

  • 過去の投稿