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海洋堂シマントミュージアムビレッジ

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◎聖護院門跡や鹿苑寺 金閣
2019年05月16日

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京都には有名な寺院が沢山ありますが、まだどの寺院も拝観していないので、西鶴さんのご招待を嬉しく思いました。

西鶴の山本社長さんは、12年ほどまえにわたし共に来られていましたので、お招きを受けた時すぐに想い出しました。

金閣などは、余りにも有名でありながら、まだ拝観していないので、遠足でゆき先の決った小学生のようなわくわく感がありました。

そのうち山本社長さんのお顔を想い出そうとしますが、なかなかはっきりしませんので、お会いすれば何とかなるだろうと?程度の安易な気持ちで参加いたしました。

入り組んだ京都の東山駅の近くにあり、大きな寺院で立派な玄関を入ると、すぐに大きな部屋に通されました。すでに10人ほどが腰掛けておられ、山本社長さんが挨拶に来られ、その時になって、12年まえが甦って参りました。

それまでは落着きませんでしたが、12年まえと変らず精悍な感じのお顔を見てからは、参加してよかった!と心底ほっといたしました。

聖護院門跡は広大なお寺で、拝観者も多くあるようで院内はなかなかの賑いでした。その賑いの中をわたしたち20人ほどを案内して下さるお坊さんは、80歳代の方のように思いました。

お部屋を一つ一つ案内して、詳しくご説明されるお坊さんが余りにも一生懸命なのに驚いたのは、光格天皇が公務をされた宸殿の説明を頂いた時、初めてお坊さんが、聖護院門跡の門主さんと分りました。

お坊さんは歳はとられているものの、余りにも一生懸命な解説に、只のお坊さんではなく、きっと偉いお坊さんだ!と思ってはいました。その態度とお話には、お経を聞いているような感覚でした。

今時寺院を拝観する人たちに、これほど懇切丁寧に説明されるお坊さんは珍しいと思うだけではなく、その説明に納得できるというだけでなく、物語として構成されていました。

それから奥さまのような女性が、お側に付き添っておられるだけでなく、心くばりをされているのです。お二方をみながら、すてきなご夫婦であろうという感触がありました。

それから院内を巡るうちに、いろいろな方たちと接触しながら気付いたのは、聖護院の中で、最も偉い方なのだろう?ということは正式に知らされるまでわたしを悩ましてたのでした。

聖護院門跡の門主さんが、身軽に歩きながら軽妙な話し方で説明される姿は、門主であるからこそ、一生懸命に伝えようとする形になって現われるのだろう?と考えました。そして「頭を垂れる稲穂かな」という古いことばを思い出していました。


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