館長室

海洋堂シマントミュージアムビレッジ

NEWS

館長

◎ブログ再延期のお知らせ
2018年06月06日

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ブログを再開いたしましたものの、いろいろ、あれこれ理由がありまして、再び延期することになりました。

再延期するのですから、人里離れた山に入るとか?洞穴を探してこもるとか?浮世離れをしてみたい?という願望は、どの老人にもあるようです。

世間と申しますか、娑婆っ気の多いわたしには、深山幽谷は似合いません。では何か?と申されても困るのですが、突如としてブログが綴れなくなりました。

毎日年寄りのボヤキ?のような文章で申し訳ないのですが、わたしとしては真剣に取り組んできたつもりです。故に、心身共に回復しましたら、再び始めますので、どうぞ悪しからずお許し下さい。

ブログをお休みしていた時、何をしていたのか?それがうまく運んだ場合には、まっ先にブログでご報告させて頂きます。余り当にせずにお待ち頂ければ、嬉しく思います。突然のご報告ですが、ご容赦下さい。

敬白

2018/06/06 | 日々日

館長

◎卒寿の引き出物
2018年06月05日

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卒寿のパーティに参加して下さる方は300人余り、そこで引き出物の「九十龍」は、350個制作することにしました。

型抜きを担当するのは、古くから海洋堂に出入りしている松尾夫妻に依頼しました。好きなモノづくりをしながら、たまには原型づくりなどもしている変り者夫婦であります。

「九十龍」の原型制作は、動物制作の第一人者松村しのぶです。それぞれが館長の卒寿の祝い物として、真剣に取り組んでくれました。館長としてありがたいことは、「引き出物を創ってんか」と頼めば、気嫌よく取り組んでくれます。

パーティに参加して下さった方々が、「九十龍」を喜んで受け取って頂けることを期待しながら、彼等の彩色を見守ったりします。

むかしなら、スタッフの手をわずらわせずに、わたし流の彩式ができたものを?という無念さは歳のせいでしょう。

彩色された「九十龍」は、それぞれ手分けされ化粧箱に収めれば作業完了です。最後まで見守っているわたしには、参加者の気持ちが手にとるように分ります。

一生懸命、心を込めて制作した「九十龍」が、多くの方々の手に渡るのは、わたしの誇りであり、よろこびでもあるのです。

皆よくがんばってくれました。と感謝するばかりであります。

2018/06/05 | 日々日

館長

◎卒寿のパーティ(2)「九十龍ダルマ」
2018年06月04日

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パーティ会場の入口に、写真のように、びっくりダルマをで~んと据えていました。

九十龍と書いて「くず龍」と読んで頂きます。はるばる栃木からその大きなダルマが届いた時、大きな目玉を入れ、九十龍はわたし自らが書きました。

高松からパーティの途中に駆けつけて下さる尾崎知事さんには、前頭部に書いて頂く場所を残してありました。写真は知事さんが真剣な表情で、書いて下さっている姿です。

会場に入って頂くまえのパホーマンスの一つとして考えましたが、わたしとしては永久に記念になるものとしてお願いいたしました。

尾崎知事さんの真摯な姿にも感動いたしましたけれど、パーティが終ってダルマを見たわたしが驚いたのは、九十龍と書いた右となりに、「おたんじょうび おめでとうございます」というしっかりした大きな字で書いてあるのは、紛れもなくMちゃんです。

まるでわたしの字に寄り添うように、また「わたしは、ここにいますよ」とわたしの手を支えてくれているような形には恐れ入りました。

Mちゃんは、わたしと手紙をやり取りしている女性の中で最年少の5年生です。いわば小さな恋人なのです。その彼女が、最も目立つ場所にしっかり、メッセージを入れてくれていました。彼女のことは、愉快な会話も数多くありますが、おいおいブログで紹介いたしましょう。

2018/06/04 | 日々日

館長

◎卒寿のパーティ
2018年06月01日

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一ヶ月お休みを頂きましたが、その間90歳にして初めて体験することも多くあり、ブログのネタも抱えきれないほど仕入ました。

さて卒寿のパーティでありますが、これまでもいろいろとお世話になっている高知の城西館で催しました。10人の発起人さんの声掛けで、何と330人ほどの参加者に集って頂きました。

90歳の年寄りのために参加して下さるのですから、わたしたちも楽しくしなければ・・・と精いっぱい考えた催事にしました。お陰で盛大なパーティとなり、皆さんにも喜んで頂きました。

330名の参加者には、100名ほどの女性があったのは、高知のパーティとしては珍しいということでした。披露宴などでは、女性の参加はありますが、90歳の年寄りのパーティに多くの女性がおられたのには、当人がびっくり仰天です。

発起人の代表には、高知新聞社の宮田社長さんになって頂きました。330人ほどの参加者にお集り頂けたのは、宮田社長さんたち発起人のお世話によるものであります。

パーティは、予想を遥かに超える賑やかさとなり、大勢の参加者も、最後まで楽しんで頂けたようでした。当事者のわたしとしましては、終始感動するばかりで、胸を熱くしていました。

中でもパーティの当日、東京から飛行機で高松へ翔ばれ、知事さんの集りに参加された尾崎知事さんが、高松から長馳車をとばして来られ、わたしだけではなく、参加者の皆さんまで感動する一幕もありました。

3時間余りのパーティでは、そのような感動的なシーンが数多くありましたので、これから何回かに分けて綴りたいと思っています。

何とか6月1日にブログを再開させて頂きましたが、一ヶ月の間にはいろいろな出来事もありました。それらを少しずつ綴りますので、どうぞこれからも年寄りのぼやきに付き合って下さい。

今回からコピーは、葛飾北斎の「北斎漫画」を貼っています。

2018/06/01 | 日々日

館長

◎ブログ休載のお知らせ
2018年04月27日

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この27日のブログから、5月いっぱい休ませて頂きます。

最近はいろいろ理由をつけてブログを休むことが多くなっています。そろそろ歳かな?などと冷やかされることもあります。

最近は行動力が鈍ったせいか?ブログネタも少くなったようで、それで悩むことも多くなったようです。

ブログを意欲的に綴ろうと考える時は、ノートにぎっしりタイトルが並びます。そのような時々は、悠々としていますが、綴るテーマがなくなりますと、かなり落ち込んでしまいます。

刺激を受けるのは、旅に出たり、これはという人に出会ったりすると、いろいろなアイデアとなるようです。

5月11日は、高知の城西館で卒寿(90歳)のパーティを催します。350人ほど参加してくれますので、愉快な話題もあるでしょう。

その後は、昨年果せなかった信州の小布施へ行き、北斎館などを見学したいなどと企んでいます。

そして6月になれば、気合いを入れてブログを再開したいと考えています。年寄りになると、脳味噌をかき混ぜてやらないと、醗酵しないようです。では6月まで休ませて頂きます。

2018/04/27 | 日々日

館長

◎七十才は鼻たれ小僧
2018年04月26日

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「七十才は鼻たれ小僧」は、70歳の時に編んだ小誌です。尊敬する木彫家の平櫛田中先生の言葉を借用させて頂きました。
 
90歳になっても、夢みる小僧などとサインしているほど、平櫛先生の言葉は、わたしの生き方の中にあるように思われます。
 
20年まえ「七十才は鼻たれ小僧」などと言って、まるでワルガキのように好奇心いっぱいで、海洋堂の商いを進めていました。
 
その小誌の最後のページには、世界で初めての実物大の恐竜ティラノサウルス(15メートル)の首根っこに跨ったわたしの勇姿?を掲載してあります。
 
それはクリス・ウェイラスが制作した世界で初めての、実物大の動く恐竜でした。その写真は、20年経った今でも名刺の裏面に印刷して使っています。
 
20年まえは、商いも忙しくありましたが、40ページほどのPR誌を編むほどの馬力もあったのでしょう。最近では一枚程度のブログを綴るのさえ、ヒイヒイ言っている体たらくです。
 
最近考えたのは、90歳になれば、90年の経験を活かして、アイデアで勝負しようと考えたりしています。それは歳を重ねると、経験値(智)があって、いろいろな発想が可能というのです。
 
そこで「九十歳は夢みる小僧」の看板を掲げ、20年まえのワルガキに戻ろう!と考えました。どうでしょうか?ワルガキになれるのでしょうか?
 

2018/04/26 | 日々日

館長

◎へのかっぱ
2018年04月25日

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「へのかっぱ」は、上田えい子さんが大型色紙に自由奔放に描いて下さったかっぱ絵です。かっぱの砦に展示するために届けて下さいました。

「へのかっぱ」の他に「かっぱだぞ」と「かっぱぶぎうぎ」の合わせて3枚届けて下さいました。絵が描けるというのは、本当に羨しく思います。

上田えい子さんは、山口県岩国の女性で、錦帯橋の近くで「時代工房」というお店を出しています。

知り合ってから意気投合すると申しますか、今ではかっぱの砦の総合プロデューサーのような形で、かっぱ館も2号館、そして茅葺き古民家も、えい子さんの絵で埋っています。

時々は、かっぱの砦に寝泊まりして、座禅するような真剣な姿で描いて下さっています。古民家の襖絵は圧巻で、訪れる方を驚かせています。

えい子さんは絵の他にも、いろいろなモノを創ります。これまでプレゼントして頂いた作品には、手下げ袋や、半纏、チョッキなどわたしに似合うように制作して下さいます。サル年生まれは器用と申しますが、そのうえに心が込もっているのですから、わたしの宝物であります。

かっぱの砦から、4キロ山奥に入った処に、「馬之助神社」があります。6歳の時に捨て子にされた馬之助少年は、今は神となって祀られています。不思議なことにえい子さんは、その馬之助少年の霊と交信できる、神懸かり的霊感の持ち主でもあるのです。

「へのかっぱ」も馬之助に似ているのかも知れませんね。

2018/04/25 | 日々日

館長

◎手をめぐる四百字
2018年04月24日

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折にふれて、季刊誌「銀花」を取り出して、20年30年まえの記事を読むと、いろいろな発見があります。

1996年といえば、ほんの20年ほど前であるのに、懐かしかったり、すでに消えているものも多いのに驚かされます。

「手をめぐる四百字」も必ず読ませて頂いたコーナーであります。当時の有名人や、著名人が、手をめぐっての感想を、四百字に収めています。

それぞれの個性なり、字体の面白さなどから、作者の性癖などもうかがえて興味があり、愉快です。

-泥やごみに汚れていても、働きものの手は輝いています。
 無骨でしわだらけでも、人を愛おしみ、子を慈しんだ手は温かい。
 手が生み出すものは、強く確かで限りがない。
 七人の書き手から発する“手”からのことづて-

その七人は、伊藤豊雄、岩城宏之、加藤静充、加藤幸子、田中優子、時実新子、山折哲雄さんという、そうそうたる方々であります。“手”について、どのように書かれているのか?にも興味があり、また勉強にもなります。わたしがとくに付箋をつけているのは「手のひらからの出発」を書かれた田中優子さんであります。

「紙をさわる。布をさわる。-私の手は確かに、そこから新しい世界を呼吸していた。去年の夏、因州の紙漉き場で何日かを過ごした。自分で作り、また様々な紙をさわりながら、あることに気づいた。私のすみかは頭の中から、手のひらに移ったようだと。
 それより二年まえ、私は英国のオックスフォードにいて、「布」の研究を始めていた。交易や技術文化移動の研究だったが、日本を離れた遠国には私自身の深い疲労と悲しみと、癒されたいという思いがあった。すでにこの時私の思考の場所は手のひらに移っていたのかも知れない。何よりも布の手触りに魅了され、癒されていたからであろう。

柳宗悦は、手の奥にはいつも心が控えている。と書いた。芸術家の友人は、手のひらはその人の内面だ。と言った。だとすると私は、さんざん言葉の迷路をうろついた挙句、今ようやく内側から出発しようとしているのだろう」

わたしは、田中優子さんのファンであります。400字の中には、田中優子さんの様々な思いがあって、ものすごく興味があります。

現在田中優子さんは、法政大学の学長さんでありますが、そのように古い「銀花」の中には、多くの方たちが、400字の中にそれぞれの思いや、考え方を書かれていて、本音を聞いているようです。

2018/04/24 | 日々日

館長

◎「僕のバリ島の生活」
2018年04月23日

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5年まえ、バリ島を観光した時、小さな本屋さんで「僕のバリ生活」という本を見つけ、バリ島を観光した記念に求めました。

バリ島は、インドネシヤの中の小さな島の一つですが、どの島にもない伝統文化や、踊り、影絵芝居などもあって、インドシナでは突出した観光の島です。

この本で初めて知ったのですが、インドネシヤには17560の島々があって、2億4500万人余りの人々が、多くの島々に分散して暮らしています。

小さな島のバリ島には、300万人の島民が住んでいます。そのようなバリ島の詳細が、文章と絵で描かれています。

この度のわたしの卆寿のパーティでは、インドネシヤのエリナワティさんが、娘さんとバリ島とインドネシヤの踊りを披露して下さいます。

そこでわたしも、バリ島で求めてきた「僕のバリ生活」を探し出してプレゼントすることにしました。ユリナワティさんは日本男性と結婚しましたが離婚して、優香さんという中学生を育てながら一生懸命、夜昼なく働いています。

母子家庭ですが、むかしの日本のどこにでもあったような母と娘が、真剣に生きていますので優香さんは、健康に育っています。

「ぼくのバリ生活」は、彼女たちにプレゼントしようと考え、一日掛りで、ようやく探し出しました。

2018/04/23 | 日々日

館長

◎初心を忘れず
2018年04月20日

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上海から帰る飛行機の中に、機内誌がありました。

その機内誌の最初に「不忘初心」という文字がありました。「初心を忘れず」という言葉は、幼い頃から聞かされてはいましたが、改めて見ると、「お前さんは、初心を忘れてはいませんか?」と問いかけられているようで、少しもじもじさせられました。

90歳になって、今更?という感じもしないではありませんが、「初心を忘れず」は、いくつになっても考えさせられます。なぜなら人間は歳を取りますと、世間ずれしたり、横着になったり、また狡くもなるからです。

日々「初心を忘れず」に精進していれば、怖れるものはない筈です。しかし、人間はいつしか傲慢になり、只今世間を騒がせている財務省などの不祥事になります。

ながく官僚や、政治屋をしていると、「初心を忘れず」などという感覚は全くなくなってしまうのでしょう。恥ずかしいことでも、恥じる素振りさえ見せない厚顔振りは立派?です。

「不忘初心」は中国から渡来した立派な言葉です。日本のお偉い人たちに、煎じ薬のようにして飲んで頂きましょう。

わたしにしても、初心を忘れていませんか?と問われますと、戸惑うように思います。「不忘初心」はいくつになってもありがたい、お経のような言葉です。

2018/04/20 | 日々日

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